有名人撮影顛末記...

以前、不肖・宮嶋カメラマンが暴力団抗争事件を撮影する時の話で、

「ベンツのフロントグリルを金に変えたら、検問フリーパス！！」と、

言っていた。



ここ沼津に、ある党の一番偉い人が来るという情報が入った。

「しょうがないな、オレが撮ってやらないと、イカンな...」と、

適当な理由を付けて忙しい中を抜け出して、

機材背負って行ってきた。


ここで作戦会議。

不肖・宮嶋カメラマンの神の声が！！

うちに、なぜか、こんなジャンパーがある。



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胸元の刺繍は...。

偽物ではなく、ホンモノ。

不肖・宮嶋カメラマンの神の声が！！

「これを着て行くべし...」



ふふふ... posted by (C)yamasasa





現場へ行って見ると、すでに黒山の人だかり。

ちょろちょろっと歩いて、撮影場所を探していたらイイ場所があった。

規制線があるものの、なんとか撮影できそうな場所。

ここに決定！

ところが、所轄であろう私服警察の警備がうるさい。

「道路に出るな、もっとさがれ。」

ここで、神のジャンパー降臨。

素人では装備しないカメラで、

神のジャンパーを着ていると、どういうことが起こるのか...。


胸元の刺繍文字を見た瞬間の顔が撮れれば良かったのだが、

「あっ...」という顔をして、

言葉使いが変わる...

丁寧に扱われる...

ここにいてもイイ人物に指定される...。

権力とはこういうものだ。


こちらも、

多くの言葉を発してはいけない。

「よっ！」だの、

「おう！」だのしか言わない。





有名な方、来ても、ものの数分。



NIK_6991 posted by (C)yamasasa




存在が許された、

なんちゃってカメラマンは、

規制線の前を歩いても、注意は全く受けず、

降壇したら「サッ」とその場から立ち去り、

人混みに紛れてしまえばOK牧場。



NIK_7021 posted by (C)yamasasa





演説の内容？

知りません...。

有名な人を撮りたいだけなんです。


候補者があまり映り込まないように撮るのも難しかったですわ。


皇太子さまよりは、比較的易しかったけどね。


でも、なんでこんな場所に来たんだ？

ヒマ？（笑）