武勇伝・たいがー

さすがに5匹目の去勢手術となると、

大きな心配もない。

捕まえる方法をあれこれ考えて試行錯誤してみた。

・またたび粉を茶こし紙に入れて、フラフラにしてみた。

興味が大で、くねくねしたたいがーは、

かなり可愛かったり...。

ただ、完全に気を許した仲になれず...。

・やっぱりご飯でしょ。

移動用のケージを今週の頭から出しておき、

この中で朝晩ご飯を与える方法にしてみた。

この方法はかなりいけそう（これでハナチャの異常が判明）。


飲食禁止なので（麻酔をかけたときに吐いたりしたら大変だからでしょ？）、

ハナチャの分・愚連隊の分のカリカリをたいがーのお皿に入れ、

また個々の皿に戻すと、

たいがーの皿には、カリカリの粉だけが残る。

これだけあれば、ケージの中にしばらく居座り、

チャックを閉じられるだろう。

こんなことを事前練習した日には、この方法は二度と使えない。

当日、やってみるとこれがいとも簡単に、

想像していたように捕獲できた。


病院へ行く間も、これといった大鳴きもせず、

診察室ではタオルを頭からすっぽり被せ、

そのまま引き渡し。



夕方、引き取りに行くと、

先生が手には朝預けたタオルをスーパーマーケットの袋に入れてやってきた。

T「おや？たいがーはその中かい？」

と思っていたら、

「威嚇してシャーシャー言ってますので、ケージ持って中にどぞ」

と、丸投げ。

見ればステンのガッチリケージの左下にたいがーが、

目をまん丸にして、

Ta「玉かえせぇ〜〜！！シャーーーー！！！！」

とお怒りモード。

先生からバスタオルをいただいて、

頭から被せても、

Ta「玉かえせぇ〜〜！！シャーーーー！！！！」
T「これ以上先生に迷惑かけないの、ほれ、早く帰るよ！！」
↑実際に言ってる...。

と顔まですっぽり被せると観念したらしく、

ケージにすんなり。

Ta「たまぁ〜〜〜」

と寂しげに鳴いて連行。

途中、車が曲がったのとたいがーが移動したのとで、

コンパクトなケージがひっくり返って、

Ta「おーいー手術したて！扱い注意！！」

と、わんわん鳴いてた。

T「ごめん、帰るまで気がつかなかったよ。」



うちの戻ると、

一目散にケージから出て、

Ta「とーちゃんのばかぁ！！」

と言いたげに草むらに猛ダッシュ。

そうされたってご飯時になればいつものスタイルでご飯を待つのだから、

嫌われてるわけじゃない。

ハナチャに忙しくて、たいがーの患部を見ていないけれど、

綺麗に剃られてみたい。



手術前のたいがー。



IMG_6463 posted by (C)yamasasa



いただいてきた薬も、問題なく飲み干せそう。

ささみをフードプロセッサーで細かくし、

そこに薬を忍ばしておけば問題ない。

それにしても衰えぬ食欲...この寒さを乗り越えられそう。