完落ち 〜容疑者泣きじゃくり反省か？〜

山田の案山子記者の深夜に渡る所轄警察の取材によると、

「 謎の足跡はこの地域を徘徊する無職の男性だと判明。
逮捕された時は悪びれた様子はなかった。


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＜悪びれた様子もなく連行される容疑者＞


犯行については、当初否定していたが、
ネコ缶をちらつかせたところ、
一部犯行を認める供述をし始めている。」


その後、菜里記者が昨夜接見した弁護士への取材によると、

「ネコ缶丼をちらつかされちゃ…吐くしかなかったかしらね！
まさか･･瞼のかあちゃんまで出されたりしたかも･･･」
と、語ったという。




昼に出された、ネコ缶オカカ乗せカツ丼を食した後、

泣き泣き犯行に至るまでを白状したもよう。


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両目から流れ落ちる涙を拭き拭き、

「早くご飯が食べたかった。中で暮らす猫たちが先にご飯をもらっていたので、恨みもあった」


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と語ったという。



被害者宅の管理人T氏が、被害届を取り下げたために、

即日釈放された。


弁護士が用意したカリカリの馬車に、報道陣をかき分けて乗り込み、

追跡する報道陣を煙に巻いて県内のホテルに潜伏している模様。

果たして、容疑者は何者であったか...。本当に無職だったのか...。







多くの疑問は残るが、

本紙カメラマンは、馬車に乗り込む際に撮影した一コマが、嘘泣きではないかという憶測が流れている。


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＜舌を出し「あっかんべー」をしているかのよう＞


～ニャンだかなぁ新聞・朝刊早刷り～より。