ペンタックス645（初代）で撮ってみた

先日紹介したカメラで、撮ってみた。


フイルムは、すべてベルビア100F。

DPE店にてスキャニング。






P000001 posted by (C)yamasasa

75mm




P000002 posted by (C)yamasasa

75mm




P000003 posted by (C)yamasasa

200mm




P000004 posted by (C)yamasasa

200mm




P000005 posted by (C)yamasasa

35mm




P000006 posted by (C)yamasasa

75mm




P000007 posted by (C)yamasasa

35mm




P000009 posted by (C)yamasasa

35mm




P000010 posted by (C)yamasasa

200mm+RC*2




P000011 posted by (C)yamasasa

35mm




P000012 posted by (C)yamasasa

75mm




P000013 posted by (C)yamasasa

35mm




P000014 posted by (C)yamasasa

75mm




P000015 posted by (C)yamasasa

75mm




P000016 posted by (C)yamasasa

75mm




P000017 posted by (C)yamasasa

75mm+RC*2




P000018 posted by (C)yamasasa

75mm+RC*2




P000019 posted by (C)yamasasa

75mm+RC*2




P000020 posted by (C)yamasasa

120mmMacro




P000021 posted by (C)yamasasa

120mmMacro




P000022 posted by (C)yamasasa

120mmMacro







P000000 posted by (C)yamasasa




このカメラは遺品です。

前の持ち主の方は末期がんと診断され、

この世を去りました。

残されたお子さんは、ご結婚され新しい道を歩まれているそうです。

奥様は、

「亡くなって11年経ち、ようやく主人の物を整理できるようになった...」

最後まで残ったのがこのカメラだったそうです。

縁あって、私のところに転がり込んできましたが、

電池ボックスに納められたままの電池からは、

液漏れをおこし腐食。

電池ボックスのあるグリップを交換し動くことに。

フイルムバックには、

その当時のままのフイルムが装填されておりました。

２カット撮影されていましたが、

七五三のカット...。

話を伺うと兄夫婦の七五三で、

余命わずかと聞いて前倒しで撮影した１０月の七五三。

とても素晴らしい笑顔で映っていました。

きっとこのカットを伝えたかったのかな...。

645ですから、少し伸ばして額装してお渡ししました。

間違いなく前撮影者は、そこまでしたかったと想像しています。

あの世で安堵していることでしょうね、きっと。

今年、十三回忌だそうです。



このカメラを触るにつけ、

富士山は確実に撮りたいけれど、

最初に撮るのは富士山じゃない気がしてきて、

近くの神社の御神木を撮りに...。

下から見上げるから露出補正には気を遣って、

その場で確認も出来ないから今までのカンをたよりに...。

マニュアルフォーカスは、

猫以外では常な行為なので、違和感は全くないのですが、

判がデカイのは、すごい開放感。

レンズはEDレンズも使っていないから、

無限大が無限大であるのが、嬉しかったり（笑）


御神木も富士山も紫陽花も撮ってみたけれど、

なにか今ひとつ吹っ切れないものが。

早朝の滝を狙って一区切り。

重たくて、ごっつくて難儀だけど、

それでも持って出歩きたいと思わせる一台です。

デジタルも良いのだけど、

アナログも捨てがたいです。

フイルムを現像に出すときは、

テストを提出する感じ。

仕上がってくるときは、

「あのテストが帰ってくる！」という緊張感に包まれたドキドキが、

息苦しいです...（笑）

そうそう、現像上がりで、

「こちらですか？」と親切そうに中身を確認する店があるのですが、

「おまえ！勝手に（赤点かもしれない）テストをみるんじゃねーよ！」と、

騒ぎたい気分でした...（DPE店変えましたけど...）。

ぼちぼちとアナログの世界も歩んで進みますね。

大事な光の時間はコレで狙ってみます。